August 10, 2010

第39回宝塚ブルーグラス・フェスを終えて

 8月5日~8日に開催した『第39回宝塚ブルーグラス・フェスティバル』は、今年も皆さんのご協力で無事故、そしてプログラム通り、今年も100を越えた参加バンド、そしてリスナー(観客)とともに、ほぼ遅延なく終了しましたことを報告します。

 木立ちの中のあたらしいステージは、期待したとおり、午前中や日中の陽射しをさえぎり、横を流れる谷川の冷気もあってとても過ごしやすくなりました。そのためか、午前中から多くの聴衆がステージを見ていて、深夜まで、皆さんけっこう快適に過ごせたのではないかと思っています。すぐ横には神戸大学ブルーグラスが模擬店「炭焼六甲」を開いていたので、冷たいビールや炭焼きの焼き鳥などのおつまみ、そしてカボチャをベースにした美味しい特製カレーにも恵まれました(ヒッチハイカー兒嶋をはじめ神大勢に感謝)。

 今年は雨も、金曜日に一度だけ、あまりきつくない夕立が短時間あっただけで、プログラムにはなんの支障もなく進行できました。土曜日には長年来の夢であった12時台(ま、深夜なのですが)にステージを終了することができ、出演者/観客ともに眠くなる前におなか一杯、すばらしい演奏とエンターテイメントを楽しんでいただけたことと思います。……そう、そして午前1時前にステージを終わったので、たっぷりとキャンプサイトでの旧友との再会やジャムが楽しめたことと思います。わたしは連日、いろんな通りがかりの人たちと午前5時までジャムしてしまいました。なぜか金曜と土曜の二晩は、韓国から来た16歳の技巧派フラットピッカー、ソンジェ君と一緒でした。

 フェスには毎年のことですが、今年4月に入学してブルーグラスを知った2~3ヶ月の初心者から、39年間のフェスのすべてに出演をつづける猛者、また普段はプロとして活躍するミュージシャンから30年ぶりに楽器を手にしたカムバック組みまで、さまざまなミュージシャンが次から次へとステージに登場してくれます。どのバンドも、自分のブルーグラスを丁寧に演じてくれますが、さすがにフェス出演を重ねたベテラン・バンドはすばらしく、そのバランスの良さには、ほとんどPAを触ることなく、出力目一杯の音圧を聴かせてくれます。また、ここ長らく「ゴローショー」に変わって土曜のトリをつとめてくれる「とも様キングス」のエンターテイナーとしての集中力とそのレベルの高さはものすごいものがあります。満場を抱腹絶倒の渦に巻き込んでくれるそのパワーには感動です。そう、彼らの雄叫び通り、「ブルーグラッス!!」一色の森の中で、過ごす時間が皆さんにとってもかけがえのないものであることを信じています。

 宝塚ブルーグラス・フェスも回を重ねて39年、今年6月に44回目を迎えた米国インディアナ州のビーン・ブロッサムの『ビル・モンロー・メモリアル・ブルーグラス・フェス』についで世界で2番目に長くつづく現役フェスとなっているようです。でもわたしは、ただただブルーグラスだけでマルチデイを過ごせる空間を創ることだけが使命と心して39年間やってきただけ……、ステージもオフステージも、すべては参加してくれた、また参加できなくても心を寄せてくれるリスナーとプレイヤーの皆さんが自由に創ってくれているフェスだと思っています。
 ブルーグラスのことだけ、ただただそれだけを目的に山の中に集まったリスナーとプレイヤーの皆さんに、ただただ感謝!!
sab

第39回宝塚ブルーグラス・フェス・プログラム
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